設備紹介
Clinic
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黒目の表面の透明な膜「角膜」のゆがみを「乱視」と言います。正乱視はラグビーボールのように対称性にゆがむもので、トーリック眼内レンズで乱視を改善することができます。一方、円錐角膜や翼状片、外傷後などにより非対称にゆがんだ不正乱視のケースがまれにあります。手術前に角膜形状解析でゆがみを画像で評価し、乱視矯正用のトーリック眼内レンズを使用するのが妥当かを判断します。また、オルソケラトロジーで角膜が正しく矯正できているか画像解析します。
角膜のカーブが色分けされて表示されています。ほぼ均等なカーブで乱視は少ないです。
角膜のカーブが対称性に変化しています(正乱視)
角膜下方にカーブの急な領域があり、不均等なカーブとなっています(不正乱視)
角膜に同心円状のカーブの急な領域があります(オルソケラトロジー)
眼の断層撮影で網膜や視神経、緑内障などの異常を調べます。当院では高感度の断層像を得られるss-OCTを採用しており血管造影も可能です。網膜、脈絡膜の異常血管や血流の途絶などを造影剤なしで調べることができます。
網膜に出血を認めます(加齢黄斑変性症)
網膜神経線維の欠損を認めます(緑内障)
血管造影で網膜の血流のない領域を認めます(網膜静脈閉塞)
内皮細胞の数が少ないと白内障手術の合併症である「角膜浮腫」を発症し角膜が白く濁り視力が出なくなることがまれにあります。角膜内皮細胞数を手術前に測定して手術可能かを判断します。機械が自動で細胞をカウントするので短時間で検査が可能です。